2008年12月13日

医療現場と家族との考え方の隔たりと父との約束事

父との約束事。それは、
以前から書いています嚥下が悪くなったら
食事にとろみを付けること。

そして、右半身不随なので右腕が痛くなりすぎたら
日常でも装具を付けること。


実は、両方とも父が嫌がったことなんですね。
とろみも装具も。
だから、父との約束事ではありますが、
こちらが、そうならないようにリハビリしてあげるという現実。



訪問医療のお医者さんや訪問看護さんから言われるので、
本当はとろみを付けて、装具もつけるほうがいいのですが、
嫌がる父に無理に付けるのは本当は簡単ですが、私はやりません。

嚥下機能は、食事中にちょっとむせたりしていることに気が付くと
リハビリを話す練習多めに切り替えます。
大声で話す。それでもだめなら、口角をなめたり、口の周りの運動。

右腕が痛いといえば、階段の上り下りやちょっときついめの運動。
亜脱臼しかかっていることが原因で痛いんですね。
それが、ちょっときつい運動をすると、力を込めるたびに
右腕にも自然と力が入り、亜脱臼が直る。
寒い日に寒さを感じても同様です。

ちょっときついかもしれませんが、そんな対処法でやってきました。


亜脱臼は放置すると大変だということも、
はまり方を間違うと大変ということもネットで調べました。
でも、嫌がる装具を鬼の顔してつけるよりも、
鬼の顔して身体を動かすことを促すほうが父も楽しそうだから。



父との約束事。それは結局、お医者さんとの約束事なのですが、
そうならないように影で努力しています。

先日、父がリハビリの先生に右肩が痛いといいました。
先生からは訪問医療の先生が来られたときにまだ痛ければ、
そのように告げてくださいと。

いつも、同じ。その後訪問医療の先生にそう告げたら、
装具を付けないからと言われるだけ。


私のやり方は、医療からみたやり方としては間違ってるかもしれない。
でも、力を込める運動をすると右肩の亜脱臼が直るのも事実。

姉が来ていたので、家族全員で確認作業をしました。
まず、痛がっている右肩を見てもらいます。
指が1本ちょっと入るほど離れてるでしょと。

皆で確認。父も確認します。

そして、階段へ。

階段を2段ほど登ったところで、皆で確認。
亜脱臼が直ってるでしょと。姉もすごく納得。

父に、今痛い?と聞くと、直ってるという返事。

階段往復を終えて、しばらくすると、ちょっとづつ、亜脱臼気味に。
それも皆で確認。父はもう痛くないと言ってましたが。


ちょっと最近、ひざが痛いといったので、書くリハビリ中心に変えてました。
また、お部屋も暖かく、のんびり出来る状態。
しかも、その後、私が風邪気味になったりしたので、
リハビリがさらに書く練習に。

それが、亜脱臼を誘発したかもということは
2年間休まずに父のリハビリをしてきた私の推論です。




医療からみた患者への対処の仕方と家族からみた患者への対処の仕方。
どうしても乖離があるのは仕方ないこと。
他人と家族だから。万が一のことがあっては大変と思う医療現場。
ずっと状態を見て最良の方法を経験的に実践できる家族。

この隔たりは患者本位で見るか、万が一のリスクを避けるかの差。
家族だから出来るんですけど、隔たりは大きいと思うことがあります。

無論、だから、リハビリ制限して、
家族が見たらいいということじゃないですよ。

リハビリ制限は患者本位じゃなく、お金をいかに削減するかの問題ですから。
リハビリは本当に必要なんです。
リハビリをしてあげたくても出来ないご家族のほうが圧倒的に多いのですから。

でも、難しいですよね。患者本位のリハビリって。
家族じゃないのに万が一を考えると。


(参照)
嚥下機能としゃべるリハビリ
肩の亜脱臼


追記:
介護現場が本当に大変だということはよく知っています。
ショートステイの現場でもいろんなお話を聞かせていただいたことがあります。
そして、いろんな患者さんがいらっしゃることも病院通いで知っています。
決して医療現場のことをどうこう言いたいということではありません。

ただ、患者の代弁者としての家族と医療現場、そして制度を作られてる人とでは
とても乖離しているかもしれないということを
私の考えとして書いてみただけです。

また、これは父の場合ですので、
他の方が同じ方法を取られてうまくいくということ書いたわけではありません。
もし、試される場合は、ひとつひとつ、状態を確認しながら、
確証を得ながら自己責任でお願いします。
タグ:装具 とろみ
posted by fooca at 19:07| Comment(2) | TrackBack(5) | 2008年冬の介護日記
この記事へのコメント
こんにちは 「居宅介護 居宅介護の悩みを解消!」のさくです。
トラックバックありがとうございました。
Posted by さく at 2009年02月02日 21:30
こちらこそ、いつもTBありがとうございます。
またいつでも遊びにいらしてくださいね。
Posted by fooca at 2009年02月02日 22:19
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