2012年08月19日

胃ろう(胃瘻)について考えてみる

久々にこのブログの検索ワードを見てみると、
胃ろうで調べられてる方も多く、ちょっと胃ろうについて考えてみました。

人工栄養見直しの動き 胃ろうなど中止選択も 専門家がガイドライン 47ニュース
2012年6月26日の記事

こんなニュースもあったので。


父の場合、
救急車で運ばれて急性期の病院に入院して約1か月は経鼻栄養でした。
その後、回復期病院への転院を考えるにあたって、
「胃ろう(いろう)が受け入れ条件になっている病院も多い」と言われて、
胃ろう造設術をお願いした経緯があります。
(参照)6月初旬になって。

その1か月後、
回復期の病院に転院できることになり、転院するんですが、
そこではすぐに「リハビリを兼ねて食堂での食事」することになり、
胃ろうはとりあえず残したまま、
嚥下障害があるので、普通の食べ物は無理ですが、
やわらかい食べ物を口から食べるリハビリ兼食事が始まりました。
(参照)本格的なリハビリ開始

そして、自宅介護のため、回復期の病院を退院するときに
もう、必要ないだろうとその胃ろうを取り除いていただきました。
今ではおへそが2つあるみたいな跡が残っています。
(参照)ふさいでいただいた胃ろうの穴のその後

・・・経緯はこんな感じでした。


summer sky / ugo3ugo32001


鼻から栄養を取る経鼻栄養期間:約1か月
胃ろうによる栄養摂取期間:約1か月
胃ろうをふさぐまでの期間:約7か月

こんな感じだったんで、
胃ろうって必要だったのかって思うこともありました。

経鼻栄養剤の注入及び胃ろうの手術について 教えてgoo
の看護師さんが答えられてる部分を読んで、
やっぱりやってよかったと思うように。

嚥下障害と座位が取れない最初のころでは、口でモノを食べるのは無理。
鼻からの栄養摂取は大変な苦痛を伴い、意識が回復してくると自分で抜く危険。

この自分で抜くというのは、急性期の病院の時、
父の隣のベッドの方が実際にされて、大騒ぎになっていたんですね。
あとで息子さんに怒られてられたのを今でも思い出します。


胃ろうの話は当初、本当に悩みました。
母や姉とも何度も相談し
最後は「転院の条件になってるところが多い」で決心。

そんな形だったんで、また、胃ろうによる栄養摂取は1か月だったんで、
のちのちもちょっと悩む部分でした。


けど、もし胃ろうをしなかったら、鼻からの栄養摂取のままだったら、
父の意識が回復すればするほど苦痛だったろうし、
もし、自分で抜いたりすると、そのほうが危険だったり。

胃ろうで栄養摂取しているその1か月で座位がとれるようにもなり、
その結果、転院先で口から食べるリハビリにつながったのかもしれないし、
また、もし、口から食べられないまま自宅介護になったとしても、
胃ろうの場合、おなかについている短いチューブに栄養をつなげて摂取できて、
家族もたぶんやりやすかったと思います。
鼻から栄養では、
チューブを抜かれるたびに訪問介護さんに来てもらわないといけないですしね。

回復はどうなるかわからない部分だらけですが、
あれから約6年、とりあえず元気にテレビを見たり、ご飯を食べたり、
毎日リハビリしたり、ときどき絵や塗り絵をしたりしている父を見てると、
父にとって良かったんじゃないかなと思っています。

胃瘻 - Wikipediaには、
経口摂取ができなくなったことは、その生物個体としての寿命の限界なのだから、
むだな延命をせずに寿命と死を受容すべきだ。


という某新聞社の意見もあるそうですが、父の場合、やってよかったと思っています。
posted by fooca at 11:07| Comment(6) | TrackBack(0) | 脳内出血の介護資料
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